あらすじ

◆概要
30歳の独身サラリーマンがいきがかり上6歳の少女を引き取り、戸惑い苦戦しながらも共に家族になっていくハートフルストーリー。

◆おすすめする人
・心温まる物語が好きな人
・世のお父さん、お母さん方

◆あらすじ
30歳の独身サラリーマン河地 大吉は母方の祖父である鹿賀 宋一の訃報を受け葬儀のため祖父の家を訪れる。到着してすぐに見知らぬ少女に出会う。その娘の名前は鹿賀 りん。亡くなった祖父の隠し子だった。あまりしゃべらず、物静かな6歳の少女は若い頃の宋一にそっくりな大吉の後をついて回る。葬儀の後、りんの今後をどうするかの親族会議が始まるが、皆がりんのことではなく自分のことを第一に考えていることに憤りを覚えた大吉はりんに「おれんち、来るか？」と言うのだった。
こうして独身おじさんと6歳の女の子の共同生活が始まるのだが、結婚はおろか子育てなんかしたことも無い大吉は悪戦苦闘。着るもの選びに食事の世話、一時保育させてもらっている保育園への送り迎え、その保育園が距離的に遠いことによる通勤時間の倍化でへとへとになってしまう。毎朝の通勤ラッシュにりんを乗せることにも抵抗を感じた大吉は自分の所属する課は自分がいなくてもいずれ回るようになる、でもりんのことはそうはいかんと考え部署を残業のない課に移してもらう。健康にも気を使いたばこもやめた、大吉は次第にりん第一の生活に変わっていくのだった。

◆おすすめポイント
天真爛漫な子供の可愛らしさが上手く表現されている作品。ちょっとした仕草などにも拘っているなというのがわかる。りんの声優を本物の子役にしたのも、その子が非常にいい演技をするのもすばらしいの一言。そして大人たちの描写も子育ての苦労と楽しさを上手く表現できてると思う。大吉がりんのために懸命に生きる姿はどこからみても立派にりんの父親だ。今子育てしている人、これから親になる人たちにぜひおすすめしたい。