あらすじ

◆概要
上空に謎の円盤が浮かぶ霧弥湖町に七年ぶりに帰ってきた中学三年生の少女によって、停滞していた時間が動き出す。

◆おすすめする人
・青春群像劇が好きな人
・かわいい女の子が好きな人
・ハッピーエンドが好きな人

◆あらすじ
大きな湖「霧弥湖」を有する霧弥湖町。その湖の上空には巨大な謎の円盤が存在していた。当初こそ人々はその円盤を警戒し、恐れていたが特に何をするわけでもなく、ただ空に留まり続ける"それ"はいつしか日常風景の一部となり、円盤出現から七年が経つころには円盤を目当てに観光客で賑わうまでになっていた。時を同じくして中学三年生の古宮 乃々香も七年ぶりにこの地に戻ってくる。
新居で荷解きをしていると乃々香はノエルと名乗る不思議な少女に出会う。乃々香のことをずっと待っていたと言うノエルは大喜びするが、乃々香はノエルのことを忘れてしまっていた。さらに誤解からノエルに酷いことを言ってしまう。父の一言でその誤解に気付き、ノエルに謝ろうと探しているうちに乃々香は七年前にノエルに会っていること、そしてある約束をしたことを思い出す。思い出の天文台でノエルに再会し約束を果たした乃々香に今度はノエルが約束を果たす番と言うのだった。

◆おすすめポイント
見所は乃々香との約束を果たすために頑張るノエル。この小さな女の子が健気に頑張っている姿、そしてその愛らしさに多くの人が心奪われるだろう。特にEDでの笑顔は必見。序盤から中盤にかけてのギスギスした雰囲気が苦手な人はいるだろうが、全ては最終話への布石。ぜひ最後まで見て欲しい。
先にEDについて述べたが、このEDが非常に特徴的で有名。江畑 諒真氏が絵コンテ・演出・作画監督・原画を全て一人でやっており、歩く、走る、階段を降りる、体を揺らす、お尻のホコリを払う、このような動作がまるで生きている人間の動きそのもののように表現されている。まさに命を吹き込まれているかのようで見ていて非常に気持ちがいい。曲も素晴らしいので、天メソステップと呼ばれるこの動きにもぜひ注目してもらいたい。