あらすじ

◆概要
コンクールの全国大会出場を目指して奮闘する北宇治高校吹奏楽部の青春模様を描く。

◆おすすめする人
・吹奏楽が好きな人
・元吹奏楽部員だった人
・目標に向かって努力する子供たちが好きな人

◆あらすじ
中学最後の吹奏楽コンクール京都府大会で黄前 久美子の所属する大吉山北中学は金賞を獲得する。次の関西大会に出場することはできない所謂"ダメ金"ながらも金賞を獲れたことで久美子たち部員は喜ぶが、本気で全国を目指していた高坂 麗奈だけは悔し涙を流すほど悔しがっていた。そんな麗奈に久美子はつい「本気で全国行けると思ってたの？」と言ってしまう。久美子にとって部活動というのはこの程度のものでしかなかった。
北宇治高校に入学した久美子は早速できた友人の加藤 葉月と川島 緑輝（サファイア）と吹奏楽部の見学に行くのだが、そこで麗奈が入部するところを目撃する。麗奈とは気まずいので入部を迷う久美子だったが、葉月の初めて楽器と触れ合った際のワクワクした様子に過去の自分を重ね、入部を決意するのだった。
その後各々の担当パートが決まり、新しい顧問の滝 昇先生も着任していよいよ部活動が始まろうかというところ、先生は「全国大会出場を目指すか楽しく過ごす部活動にするか、あなた達で決めてください。それにより指導方法を変えます」と告げる。そして多数決により北宇治高校吹奏楽部は全国を目指すことになる。しかしこれはスローガンではなく「本気の目標」だということをこの後の滝先生の指導で痛感させられることになる部員たちは、滝を見返すため、レギュラーの座を勝ち取るため、もっと上手くなるため、そして何より全国大会に出場するため"本気"で吹奏楽に青春をかける。

◆おすすめポイント
吹奏楽に限ったことではないが、何かに本気で取り組むということの苦しみと覚悟を、達成したときの喜びを感じ取れるスポ根的吹奏楽アニメ作品。本気で努力する久美子たち吹奏楽部員の姿にはきっと感動を覚えるはずだ。また元吹奏楽部だった人にはあるあるネタが多く見られるようで、吹奏楽をよく知らない人にとっては新しく意外な発見も多いだろう。
中学のコンクールであの発言をした久美子がどのように変わって成長していくのか、そしてただ部活動してますという空気だった吹奏楽部が賞を獲りにいくために一致団結し、滝の指導の下どんどん上達していく様など高校生の青春がたくさん詰まった作品。