あらすじ

◆概要
浅野いにおの同名マンガが原作であり、宮崎あおいと高良健吾が若者のほろ苦い心情をおぼろげに描き出す良作！

◆おすすめする人
・かつてバンドを組んでいた人
・ASIAN KUNG-FU GENERATIONが好きな人
・切なくも暖かい恋愛映画が観たい人

◆あらすじ
社会人2年目の芽衣子（宮崎あおい）は、自身の将来に不安を感じていた。芽衣子の恋人である種田（高良健吾）は、細々と大学時代からのバンド活動を続けていたが、自分の才能に疑問を抱き、逃げてばかりいた。芽衣子はその様子にイラつき、「バンドをやってほしい」と種田に本音をぶつけ、それ以来、種田はバンド活動に打ち込むようになった。しかし、そううまくはいかない。再び挫折した種田は、突然芽衣子に別れ話を切り出し、その直後姿を消す。5日後、種田は働き始めた旨を芽衣子に連絡し、二人は再び前を向いた。
しかし、芽衣子の家へと向かう帰り道、交通事故で種田が死ぬ。その後心に穴が開いたように日々を過ごす芽衣子であったが、様々な人の言葉から種田のここにいたということを示すのは自分の役割であると感じるようになり、ギターを手に猛練習し、ライブハウスのステージで、種田の残した「ソラニン」という曲を歌うのであった。

◆おもしろポイント
「主人公が死ぬ」という衝撃の展開だ。恋人たちが前を向きともに歩んでいこうと確かめ合った矢先である。それでも、二人はともに生き続けるし、どこまでも前向きで、暖かく、そして切ない作品に仕上がっている。