あらすじ

◆概要
アメコミ原作のアクション映画、「アベンジャーズ」で知られるマーベルシネマティックユニバース作品、体の大きさ自在に操る斬新なヒーローの活躍を描く

◆こんな人におすすめ
・アメコミ好きな人
・人生に行き詰って悩んでる人
・アリが好きな人
・娘を思う父親のドラマが好きな人

◆あらすじ
主人公スコット・ラング（後のアントマン）は窃盗罪で三年間服役。刑期を追え再出発を誓うが行き詰っていた。就職するも前科があることを知られ解雇、元妻やその夫からは冷たくあしらわれる。元妻との娘への養育費の支払いが滞っていることから最愛の娘とも会うことが出来なかった。
そんな状況から再び窃盗に手を出すことを決意、かつての窃盗仲間と共に、とある富豪が長く留守にするという情報をつかんだスコットは富豪の屋敷に侵入し、度重なるトラブルも機転を利かせて回避しようやくたどり着いた金庫の中にあったのは奇妙なスーツだった。とりあえず、スーツを手にして屋敷を後にしたもののとても値打ちがあるものと思えず落胆するスコットであったがなんとなくスーツを着てみると突然体が小さくなったのであった。まるで猛獣のようなネズミに追われ、排水に流され、命からがら元に戻ったスコットは奇妙なスーツを持ち主に戻そうと再び屋敷に侵入するが警察に見つかってしまい逮捕される。自らの行いを拘置所で後悔するスコットのまえで奇妙なことが起こる。どこからとも無くあらわれたアリの群れにより脱走を手引きされされるがまま外へ出ると一人の老人が待ち構えていた。その人物こそ、スコットが盗みに入った屋敷の主人であるハンク・ピムであった。ピムは天才科学者であり屋敷に会った奇妙なスーツと身体を縮小する技術を開発した人物であり、かつては国際平和維持組織シールドに所属し、「アントマン」として極秘任務をこなしていた。自身の技術が悪用されることを恐れたピムは長年その技術を秘匿していたが、弟子であったダレン・クロスがその技術を解明して軍事利用を企てていた。これを阻止するため、極秘裏に試作スーツを奪取、研究データを消去するためアントマンの力が必要であったが年老いたピムの変わりに潜入に長けた人物を探していた。
危険な任務を押し付けようとするピムに反発するスコットであったが、娘に顔向けできないこそ泥よりましな生き方とピムに説得され、渋々アントマンになることを決意、ピムの娘ホープも加わり、スコットの特訓が始まるのだったが、ピムとホープは事あるごとに衝突しており思うように特訓は進んでいなかった。幼い頃母親を亡くしたホープは母親の死の真相を隠そうとするピムに反発していた。こうしてスコットたちが揉めている間にもダレンは軍事用スーツ「イエロージャケット」の開発を着々と進めていた。

◆おすすめポイント
主人公ラングの一見、いい加減で情けないながらもひたむきにヒーローになろうとする姿は今までに無いヒーロー像が描かれており、小さくなって戦うという設定も相まって斬新なヒーロー作品となっている。全体にコミカルで構えずに見られる作品