あらすじ

◆概要
Sirの称号を持つ名優イアン・マッケラン主役で描かれる名探偵、シャーロック・ホームズが過去の難題事件の真相に迫るミステリー映画。

◆おすすめする人
・シャーロック・ホームズが好きな人
・ミステリーものが好きな人
・ヒューマンドラマが観たい人

◆あらすじ
自らを引退に追い込んだアン・ケルモット夫人の事件以降、助手のワトソンも亡くなってしまったこともありサセックスの農場でミツバチの世話をしながら暮らしていたシャーロック・ホームズ。数年前に兄であるマイクロフトの遺品から見つけたワトソンが書いた小説をきっかけに夫人の事件の映画を観るが結末が実際と異なることに気が付き最期に手記を出版することを決める。しかしすでに高齢のホームズは痴呆が進んでおり、過去を思い出すことが難しくなっていた。
そのため自身のファンだという梅崎から記憶力の維持に効くというサンショウをもらうため日本・広島に出向く。その時彼の父について責められるがホームズは父について思い出すことができぬまま帰国することになった。家政婦の息子であるロジャーから刺激を受けつつ執筆に専念するが、核心を思い出すことができない焦りから記憶維持に効くという薬草を皮下注射するため調合中しているときにホームズは倒れてしまう。意識を取り戻した後、ミツバチの大量死の話をロジャーから聞き、調査している途中でワトソンの書棚からアン夫人の手袋をロジャーが見つけ…。

◆おすすめポイント
世界で知らぬ人はいないというくらい有名なシャーロック・ホームズだが、意外と彼の引退後が描かれている映像作品は最近見かけなかったと思う。記憶力も洞察力も天才的な彼も歳をとることで衰えていってしまっているのがよくわかる映画である。静かに核心に迫っていく今作、ホームズ好きにはぜひ観ていただきたい作品の1つ。