あらすじ

◆概要
第71回アカデミー賞にて主演男優賞や外国語映画賞などを受賞している今もなお色あせることのないホロコースト(ユダヤ人迫害)をユダヤ系イタリア人親子の視点で描く名作。

◆おすすめする人
・ホロコーストの歴史を知りたい人
・つらいことを抱えている人
・ユーモアに溢れる主人公が登場してほしい人

◆あらすじ
第二次世界大戦が目の前に迫った1939年。ユダヤ系イタリア人のグイドは叔父を頼りに北イタリアへと友人と共にやってきて、小学校教師ドーラに一目ぼれをして猛アタックののち駆け落ち同然の結婚をし、ジョズエと名付けられた息子をもうける。
本屋を経営していたグイドだが、日に日に近づく戦時色についにユダヤ人迫害が行われ始め、本屋にもタチの悪いいたずらをされかけていた。そんなとき駐留してきたナチス・ドイツによってグイドとジョズエは強制収容所に送られかけてしまう。ユダヤ系でない妻のドーラも2人を連れて行くならと共に行くことを決意する。
母と引き離され、父子だけになってしまって不安がるジョズエにグイドは「1000点取ったら家に帰ることができるゲームの開始だ」とウソをついて自らはつらい思いをしながらも明るくユーモアを忘れず接し続けた結果ジョズエもグイドもなんとか生き延びることができていた。そしてついに戦争が終わりかけ、ナチスが収容所から撤退する最中に2人は逃げることを決意するが…。

◆おすすめポイント
重いテーマを取り上げている作品ではあるが、喜劇風に描かれているため観やすく父の愛を感じられる作品である。つらいことがあっても前向きに生きていきたいと思わせてくれる作品の1つだろう。