あらすじ

◆概要
モーリス・ルブランの名作「怪盗ルパン」シリーズを映画化、ルパン生誕100周年を記念して製作された作品である。

◆おすすめする人
・ルパンが好きな人
・探偵もいいけれど怪盗の方が好きな人
・原作小説を読んでいた人

◆あらすじ
1882年、フランス・ノルマンディー地方に住んでいるドルー＝スビーズ伯爵邸。彼の妹・アンリエットは平民でボクシングの先生であるテオフラストと結婚したがゆえに身内から白い目で見られていた。彼らの息子であるアルセーヌはボクシングを父から習っていたが、ある日憲兵がテオフラストを逮捕にやってきたものの彼は逃走、アルセーヌと母・アンリエットは伯爵邸を出ていくように言われてしまう。その夜こっそりと戻ってきたテオフラストはアルセーヌに「王妃の首飾り」を盗ませ、何者かと去っていった。翌日、追い出された2人は海岸で父の死体を見つける。悲しみに暮れるアルセーヌであった。
15年後、ラウール＝ダンドレジーを名乗って豪華客船に乗り込んだアルセーヌは見事な手さばきで貴婦人たちのアクセサリーを奪うが、うっかり転んでしまって憲兵たちに追われる羽目に。兵士に化けたアルセーヌは母・アンリエットが入院する病院をそのまま訪れるが、追いかけてきた憲兵たちのせいでベッドに隠れることになってしまう。そのタイミングで母が亡くなり、海岸の墓地に若い看護師と墓を立てることになる。悲しんでいるアルセーヌに親しく声をかける看護師の正体は…。

◆おすすめポイント
原作を読んでいない方はあまり知らないかもしれないルパンの生い立ちからいかにして怪盗ルパンが生まれたかがわかりやすい一作である。